2010年7月1日木曜日

大言語学者チョムスキーに会う

行列・・・
5月末、大言語学者ノーム・チョムスキー氏の講演会に行ってきました。チョムスキーと言えば、言語学を少しでもかじったことのある人なら、必ず耳にする現代言語学の祖、ソシュールと並ぶ巨匠。野球少年にとってのイチロー、理系の学生にとってのアインシュタインのような存在。なんと、来仏は25年ぶりとのこと!

実はこの講演を知ったのは講演開始の12時間前。講演前日の夜、教会の聖書研究会にいあわせたケニア人の Lindaリンダが教えてくれました。実は私、それまでチョムスキー氏がまだ生きていたことすら知らなかったのです。でもそれもそのはず(?) 氏は現在81歳と高齢で、ユダヤ系のアメリカ人です。

二つ返事でリンダと約束したものの、興奮してよく眠れぬまま、翌朝、開場2時間前の朝8時に、会場であるパリ第5大学に着きました。が、フライング。誰もいないので、1時間ほど近くのカフェへ。クラスメートのジャオリも急な誘いだったにも関わらず、かけつけてくれました。カフェをでて3人で列の先頭を陣取っていると、思いがけず、博士論文を終えたばかりのウクライナ人の友人に遭遇。結局、この4人の可笑しなメンツで列をなすこと1時間。冗談を言いあったり、なんだか楽しい1日の始まりはじまり!

受付をすませ、走る人
ぶじに受付をすませ、直接、話を聞ける大教室に陣取ることができました。肝心の内容はというと、持論の生成文法や人間と動物のことばについて、一般の人に分かるように平たく説明していました。穏やかな話しぶりや、政治的な質問にも謙虚に答える姿勢、平和主義者であるところなどに惹かれました。

結局、別の日にもコレージュ・ド・フランスでの講演と2回、行きましたが、いずれも1時間前までに並んで予約なしで入れました。つまり、"Nombre de places très limitées"(空席数、大変限られています)とサイトに書いてあっても、予約席はごく一部の人用で自由席がたくさんある、ということ。諦めは常に禁物だ!

氏は5月28~31日まで4日間、講演やテレビ出演などして、アメリカに戻られたようです。来仏はこれがきっと最後かな~。手帳にサインももらったし、これはもう、言語学の勉強を疎かにするわけにいきません。(て、ただのミーハー^^;)
講演後のチョムスキー氏
有名人と言えば、程なくしたころ、ジャオリのお薦め中華レストランでFan Zeng という中国の水墨家にも出会いました。聞いたことないのですが、一緒にいたジャオリは大興奮。よく分からぬまま、一緒にサインをもらいました。何やら、中国でいうチョムスキーだそう。そうはいっても、まったくピンときません。有名人って、人それぞれツボがある。そういうものかな。

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