パリの夏は、閑散としています。パリの夏は、ずばり観光客の皆様のものです。
なにしろ、フランス人は七月に入るとほぼ一斉に、バカンスへと旅立って行くからです。フランス国内で大移動が起きるイメージです。彼らのバカンスの過ごし方は、半端じゃありません。一夏に1度旅行するのは当たり前。中にはドイツ、ノルウェー、スペインとフランスを往復して、3度も旅行した友人がいます。彼女が長くバカンスで不在のため、バカンス中に恋人を変えた知人もいます。というか、そういうとこだけははやっ!
パリと言うと、行くべき所はたくさんありそうなものですが、毎日、美術館や観光名所をめぐる気にもなれず、外から観光客の友人が来てくれると、久々に観光客気分をもらってウキウキと観光できます。
でも、普段は街は閑散としているし、友人たちはいなくなったし、図書館は閉まっているし、イベントも少ないし・・・一体、どこへ行けばいいのだろう?
そんな退屈なパリジャン達のために、毎年6/20~8/20まで夏季限定、セーヌ河岸をビーチ化したパリ・プラージュが出現します。砂を敷きつめ、ヤシの木を持ってきてパラソルを並べ、屋台を出し、いかにもビーチ風にしています。恥という概念はこの国には存在しないので、もちろん、フランス人たちは喜んでサングラスと水着姿(または裸)で、体を焼きます。
夏のこのセーヌ河岸を歩いているだけで、様々な景色が見られ、気持ちよく、観光にもお勧めです。屋台を外れ、静かな場所を見つけ、足をセーヌ河にたらしてサンドイッチをほおばりながら本を読むのは最高! これは暑い夏しかできません。移動しない船上のカフェやバー、レストランも中心地 St-Michel の辺にあって割と安く入れます。
でも、郷に入っては郷に従え♪ 来年は私も七月早々、パリを退散しよ~っと。店舗の日曜営業を推進しているサルコジでさえ、26日も休みを取っているそうですよ。さすがラテンの国フランス。これでも先進国として、国がまわっているからすごいです。BRAVO!!
2009年8月30日日曜日
2009年8月23日日曜日
~フランス文化の旅~シャンパーニュ一日旅行

(フジタ礼拝堂)
8月初め、バカンス中のパリのあまりの退屈さに、シャンパーニュ地方に日本人の友達と日帰り旅行してきました。目的は2つ。エペルネ Epernay でシャンパン工場見学と、世界遺産の町ランス Reims を観光すること!
8月初め、バカンス中のパリのあまりの退屈さに、シャンパーニュ地方に日本人の友達と日帰り旅行してきました。目的は2つ。エペルネ Epernay でシャンパン工場見学と、世界遺産の町ランス Reims を観光すること!
パリの北駅 Gare de Nord で当日券を購入し、9時半発の列車に乗ること約1時間、エペルネに到着しました。小さなかわいらしい町で、駅で簡単な地図をもらい、10分ほど歩くとモエ・エ・シャンドン Moet&Chandon のシャンパン工場へ到着しました。受付で見学を申し込んで少し待つと、11時からフランス語ガイドがスタート。日によっては日本語・英語ガイドもあるとのこと。
日本で見るシャンパンは、ほぼすべて Moet&Chandon ですが、来てみてビックリ。受付の対応から工場、ブティックなど隅々まで美しく配慮されており、一流ブランドとしてのこだわりを感じました。でも、それもそのはず。シャンパンを発見したのはここの創始者、ドンペリで知られるDomPerinionなのです。放置したワインが発泡していたことから、シャンパンの製造工程を発明したそうです。後にMoet&Chandon が設立され、ナポレオンや貴族にも愛飲されました。徹底した品質管理や味を保つための工夫など、日ごろパリで生活しているだけでは知ることのできない、フランス文化が作り上げられてきた裏方の部分を見て、フランス人の繊細な感性に圧倒されました。こうして毎日同じ作業を積み重ねて、時間とともにゆったりとこの国の文化が醸成されてきたのだな~。
最後は試飲をして、大満足。
ちなみにドンペリ氏は修道士だったと後で知って妙に納得。工場内にキリストを抱くマリア像がまつられていたり、ドンペリの像と一緒に撮った写真におおきな光の冠ができていたり。な~んだ、てっきり自分の天使の輪っかかと思った!(笑)
さて午後は、ここから15分ほど電車に乗ってランスへ。ランチに好物のエスカルゴを食べて腹ごしらえ。ランスは割と大きな町で、世界遺産の教会や美術館がいくつもあります。ランス大聖堂や、藤田儀嗣(つぐはる)の建てたフジタ礼拝堂、そしてフジタが感銘を受けたサン・レミ聖堂をめぐりました。
とりわけ良かったのは、フジタ礼拝堂。内部撮影禁止でしたが、礼拝堂全体に新約聖書の世界が独特なタッチで描かれています。
フジタは1917年、27歳で日本の画壇を飛び出し、フランスの画壇でほどなく大成功をおさめ、ピカソやモディリアーニなどと親交をもった画家。5度の結婚をしたり自由奔放に生きるも、晩年にカトリックに改宗し、フランス国籍をもらい、ついにはフランスの地に骨を埋めました。フランス絵画の影響を受けつつ、それでいて淡い色遣いと日本の浮世絵の曲線を思わせる彼の生涯最後の渾身の作、それがこの礼拝堂でした。礼拝堂の設計も自分で行ったとのこと。
フランスに生活する中で、彼の内面で一体、どのように変化が起きていったのか。その生きざまとやがて行き着いた信仰とに思いを馳せながら・・・この旅は終了しました。
2009年8月8日土曜日
日本語の禁断症状
気がつくと1ヵ月もブログを放置していました・・・。というより、自分の中でブログを書く理由が不明確なため、書きませんでした。なぜ書いているのでしょうか。これも経験? 近況報告? 誰かの役に立つ? 文章力があがる? どの理由もしっくりきません。ただなんとなく、今は書くべきだ、という声に従って書いているように思います。もう少し、続けてみます。
ところで最近、面白いことに、日本語の禁断症状がでています。
フランス語の波に浸かっているせいか、「日本語」で読みたい、そして思考したい!!!!! と強く欲するのです。それはもう、喉がかわいて水が飲みたくなるのによく似ています。衝動的です。
その欲求はちょうど、フランス語で夢を見出した頃から始まりました。初めは日本語とフランス語の混ざった夢、そしてすぐにフランス語のみ、または日本語のみの夢・・といった具合に。
と同時に、日本語の渇きに堪えられなくなり、わざわざ日本語の本が手に入る図書館や書店を見つけだして、読みに行ったり。週末などでそれができないときは、日本語のニュースやブログを見つけて読んだりしています。また日本では決して理解できなかった村上春樹に手を出したり! なんなのでしょう、この変化は…。
ということで、パリで日本語の本が手に入る図書館または書店をあげておきます。
*パリ日仏文化会館
*天理日仏文化協会
*エスパス・ジャポン
*BOOK OFF
*JUNKUDO
もう少しの間、この状況を逆手に取り、今まで苦手だった作家にも挑戦しようと思います。 ちなみに、ここにない本は、どうしたらパリで安く手に入るでしょうか? どなたかご存じでしたら、教えてください!
心理学をよく知りませんが、このことはきっと無意識のレベルにまで、フランス語が浸透してきたということかな、と思っています。そしてその無意識の世界で侵されようとしている日本語の世界(よりアイデンティティに近い)が、新たにやって来たフランス語の世界に対抗して、こんな現象が起きているのだ、と分析しています。
でもそのせいで、フランス語の伸びがやや停滞しています。だって、本当に日本語の本を手離せないのです! 同時に、フランス語の本にも挑戦していますが、日本語量の比じゃありません。
ただ不思議なことに、日本語シックはありますが、日本シックはありません。たぶん、私にとって日本はずっと生きにくいと感じてきたから、代わりに日本語シックが出てきたのかもしれません。 言語って、その人の人格形成やアイデンティティと深く関係していますよね。探ってみたら、面白そう♪
はぁ~、日本語、大好き☆☆☆
ところで最近、面白いことに、日本語の禁断症状がでています。
フランス語の波に浸かっているせいか、「日本語」で読みたい、そして思考したい!!!!! と強く欲するのです。それはもう、喉がかわいて水が飲みたくなるのによく似ています。衝動的です。
その欲求はちょうど、フランス語で夢を見出した頃から始まりました。初めは日本語とフランス語の混ざった夢、そしてすぐにフランス語のみ、または日本語のみの夢・・といった具合に。
と同時に、日本語の渇きに堪えられなくなり、わざわざ日本語の本が手に入る図書館や書店を見つけだして、読みに行ったり。週末などでそれができないときは、日本語のニュースやブログを見つけて読んだりしています。また日本では決して理解できなかった村上春樹に手を出したり! なんなのでしょう、この変化は…。
ということで、パリで日本語の本が手に入る図書館または書店をあげておきます。
*パリ日仏文化会館
*天理日仏文化協会
*エスパス・ジャポン
*BOOK OFF
*JUNKUDO
もう少しの間、この状況を逆手に取り、今まで苦手だった作家にも挑戦しようと思います。 ちなみに、ここにない本は、どうしたらパリで安く手に入るでしょうか? どなたかご存じでしたら、教えてください!
心理学をよく知りませんが、このことはきっと無意識のレベルにまで、フランス語が浸透してきたということかな、と思っています。そしてその無意識の世界で侵されようとしている日本語の世界(よりアイデンティティに近い)が、新たにやって来たフランス語の世界に対抗して、こんな現象が起きているのだ、と分析しています。
でもそのせいで、フランス語の伸びがやや停滞しています。だって、本当に日本語の本を手離せないのです! 同時に、フランス語の本にも挑戦していますが、日本語量の比じゃありません。
ただ不思議なことに、日本語シックはありますが、日本シックはありません。たぶん、私にとって日本はずっと生きにくいと感じてきたから、代わりに日本語シックが出てきたのかもしれません。 言語って、その人の人格形成やアイデンティティと深く関係していますよね。探ってみたら、面白そう♪
はぁ~、日本語、大好き☆☆☆
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