2009年7月23日木曜日

【裏パリ特集】アラブ世界研究所



イラク~レバノン、モロッコなど、アラブ20カ国の文化や歴史を紹介する、5区にある総合施設です。アラブ関連の資料を集めた図書館や美術館、レストラン、カフェ、お店が入っています。こちらもジャン・ヌーヴェルの建築で、1987年に建てられたのに未だに斬新です。

写真の不思議な窓は、アラブの幾何学模様。なんと、日光の射し込み具合によってシェルターが自動開閉し、光を調整するそうです。計1600枚の小さなアルミのパネルで出きています。いったいどんな仕組みで動くのか、間近で見ても、まったく理解できませんでした。それにしても、なんて奇抜なアイデアなんだろう!
施設の中で、意外とオススメが美術館です。規模は小さいですが、アラブ独特の白や青をベースとした洗練された陶器、絵画、装飾品、絨毯などが見られます。ミッテラン元大統領の企画で建てられた有名な施設なのに、なぜか観光客が少ないので、静かに味わえるのもイイです。

個人的には、ここの図書館も好きです。フランス的な厳かな石造りの図書館で勉強するのは未だに慣れないのですが、ここはモダンで日本の図書館に近い感じなので、落ち着きます。
屋上はアラブ料理のテラスレストランになっているので、そばに流れるセーヌ川を見下ろしながら、クスクスやファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)を食べたり、ミントティーを飲みながら、優雅に食事できそう~♪
観光地の喧騒に疲れをおぼえたなら、ぜひ休みに来てください。

【裏パリ特集】ケ・ブランリー美術館

日本では、電通ビルを建てたことでも有名なジャン・ヌーヴェルの建築と展示物のテーマが気になり、先日、ようやく行ってきました。
2006年にセーヌ河岸にできた、ワイルドな庭に囲まれたポップな建物の、民俗資料の美術館です。バルザックの隠れ家からも程近く、裏手にはいわゆる16区的な個性派高級アパートが立ち並んでいます。
美術館には、ヨーロッパ以外、つまりアフリカ・アジア・アメリカ・オセアニアの古代の民俗物がわんさか、並べられていました。地域ごとに分かれていて、関連する音楽や映像が流れており、古代にタイムスリップしたかのような気にさせてくれます。

パリに来てからずっと行ってみたかったのですが、本格的すぎて、最後の方は完全に近代化されている自分の存在がむしろ不思議に感じられるほどで、酔ってしまいました。「現代に生まれて良かった。早く現代に戻りたい」と本気で思いました。でも、ここまで圧倒的力強さで古代文明を体験させてくれたこの美術館、オススメです。ヨーロッパ文明に飽きた方は、ぜひ訪れてみてください。

ちなみに毎月第一日曜日は、パリの殆どの美術館が無料になります。

2009年7月21日火曜日

フランス革命記念日

7月14日はフランス革命記念日でした。
エッフェル塔前で花火が打ち上げられるので、友人と行ってきました。
加えて今年はエッフェル塔建設120周年記念なので、例年より華やかな様子。
21時からの打ち上げなので、エッフェル塔前に広がるChamps de Mars 公園で場所を確保するため、夕方に集合・・・のはずが、友人がなぜか集合場所を間違えて、しかも電波を管理されているのか?、携帯がつながらず、家に帰って連絡を取りなおし、19時過ぎにやっと集合しました。
陣取ってくれている教会の仲間に合流するはずも、結局見つからず、2人で見ることにしました。と言っても、見渡す限り、人、人、人です! 

この日は街中、お祭り気分。エッフェル塔近くは大混雑が予想されるので、人の流れを管理するよう、近くのメトロ駅が閉鎖されたり、警備員が立ち並んでものものしい感じです。

でも、それも無理ありません。革命記念日はフランス人にとって、一大イベントです。何しろフランス国民、王様の首をちょんぎってしまったことに誇りを持っています。「近くのイギリスやベルギー、スペインは今も王国だけど、日本ってまだ王様いるの?」とフランス人に何度か聞かれたことがあります。ストライキを起こす権利もバカンスをとる権利も、「自分たちで獲得した」という意識を持っています。
だから、定時を過ぎたら堂々と働かない(職業にもよりますが)し、バカンスも当然のものとして取るし、ストライキもします。彼らのこの自由の精神には驚かされますが、フランス革命について知ることで、この国のあり方になるほど、と納得します。この国の自由の空気は、やはりフランス革命の上に成り立っているのだと思います。

ちなみに公園にはコンサート会場と大きなスクリーンが設置され、フランスの長年の国民的ヒーローのロック歌手Johnny Hallidayが歌い始めました。コンサートが終わると音楽と花火とともに、エッフェル塔に光の絵が時代ごとに映し出されていました。

以下に色々なエッフェル塔をご紹介。


2009年7月5日日曜日

夏真っ盛りBBQ!

パリもいよいよ暑くなってきました。もともと涼しい街なので、暑さ対策ができていない分、大変。
メトロの中は、窓が開いていても、人の熱気と体臭でもわ~っとしています。先週は毎日30度を越えていました。でも今が一番暑い時期で、この暑さもあと3週間ほどでなくなるそうです。マダムもルームメイトもフランス人の友人たちも、長いバカンスへと旅立ってしまいました。私はまだパリを十分知らないし、8月半ばまで授業を取っているので、それまで独り、パリ生活を楽しむつもりです。

週末は日本人の友だちの送別会に行ってきました。パリのサン・ラザール駅から北に30分ほど行ったところにある、郊外の町 Herbay。北の郊外はどんなものかな、と思っていましたが、可愛らしい家が立ち並んでいて美しく、小旅行をした気分になりました。狭くても絶対パリ派、もいますが、広いゆったりとした暮らしを好むパリ郊外ファンもたくさんいます。

今回は日本人の集いで、和風BBQをしました。オレンジ色のお家に到着すると、既に準備が始められていました。お庭には、スモモやブドウ、イチジク、リンゴの木などが生えています。生い茂る緑の合間からは、セーヌ川が臨めます。日が落ちたあとは、人生初ホタルを見ました! う~ん、郊外もなかなか。懐かしの焼きおにぎりや、ジャガイモ、鳥や豚の串焼き、ソーセージやレバーをなんとなく焼き始め、食後はスイカとケーキをいただきました。遅れてきた人用に第二弾も始まり、結局、延々と食べていました。

ところでBBQ、アメリカから始まったものですが、その国のお国柄が出て面白いです。
パリ南郊外に住んでいる友人宅のアメリカンBBQによく行きますが、マンガに出てきそうな、豚・牛・鶏・羊の肉の巨大な塊が順番に焼かれ、小さく切り取るのに大変です。さらにサラダや持ち寄った料理が所せましと並べられ、冷蔵庫や貯蔵室からは、ジュースやワイン、ビールなど取り放題。最後にはワッフルとアイス、その他もろもろのお菓子でシメ! これはこれで、豪快で好きです。ちなみにこのご家庭、失業前の去年の夏は毎週末、BBQをしていたそうです。

実は、この翌日もパリ西郊外でカナダ風BBQに誘われていたのですが、だらだらと食べ過ぎたため、胃もたれが・・・。残念ながら、カナディアンBBQは次回に取っておきます。
そういえば、フレンチBBQにはまだ行ったことがありません。シーフードBBQをしたという話を一度、聞きましたが、いまだに家庭でも順番に料理が出てくるフランス・・・彼らは本当にBBQをするのでしょうか? 機会があれば、レポします!