盗まれたカバンが返ってきました。昨日、ある女性から留守電があり、カバンを預かっているので来てほしい、とのメッセージがありました。怪しいので、私服警官3人を連れて指定された住所に行ったところ、そこはカフェで、ほぼキレイな状態でカバンを手渡されました。中を見ると、結局、盗まれたのは金目のものと鍵でした。
私服警官たちは、よほどお腹がすいていたのか、カフェでカバンを返してもらえることがわかった途端、喜び勇んで夕食をとりに行ってしまいました。事情聴取もしないのか。はぁ~、フランスです(笑)
カードを使われた店名から、犯人はマグレブの人(モロッコ、アルジェリア、チュニジアの北アフリカ3カ国)であることが分かっています。 そして、カバンの中をよく見ると、若い女性の証明写真が1枚・・・・。フランス人ともマグレブの人とも見分けがつきにくく、遠方に住んでいる犯人の家族なのやら、どうなのやら・・・。
返された物を見て、なんだか哀れになってしまいました。盗んだことで犯人が実際に儲けたのは、50ユーロかそこら。毎度のことで分かっているでしょうに、リスクをしょいながら、その程度のお金を盗まないと、彼らは生活していけないのだろうか・・・? だとしたら、フランスの社会システムには大きな問題があると言わざるをえません。
ハイチ出身の友人(中央アメリカの旧植民地。彼らはまとめてクレオールと呼ばれている)は、「黒人にとって、人生は本当に生きにくい。白人の友達はたくさんいるけれども、彼らが憎い。植民した上、今でも自分たちを危ない、劣ったものと見なしている。部屋探しをしても、黒人と分かった途端、断られる」と言っていました。
フランスは究極的にはフランス白人のもの、なんでしょうけれど、そもそも、アフリカや旧植民地が戦争や貧困で混沌としているのは、白人たちが侵略した打撃があまりに大きく、未だ受け止めきれていないからではないのかなあ・・・。
解決の糸口が見つかるまで、今回の件はしばらく寝かせておこう。
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