2010年3月24日水曜日

大学院、前期が終わって

肝心の大学院ですが、入学した安心感から、いつしか中だるみし、目標を見失いがちになっていました。しかし、先日の帰国で今後の目標を見つめなおし、再考する良い機会となりました。私の場合、場所を変えると違う目線でものごとを水平に考えられます。
授業はと言えば、ICレコーダーで録音し、友人にノートを借りてコピーさせてもらって復習しています。おそらく日本語で説明されても難しい講義をフランス語で理解するのには、まだもう少し、時間がかかりそうです。だって、日本語で「形態素が・・・」と話されてもピンときませんよね?

初めは友達ができるか不安だったり、知らない人にノートを借りるのに気が重くなったり低レベルな悩みを抱えていましたが、最近はさすがに気の合う友達もできて、クラスの誰とでも話せるようになりました。分からないなりにも授業に来ていると、自然と顔見知りになり、一体感みたいなものが生まれるような気がします。
中途半端な授業の隙間時間には、近くに住むクラスメートの家に行ってノートを借りたり、情報交換をしたりお昼を食べたりしています。なんだか院生というより、日本の大学生っぽいです。

ところでクラスの5分の1はフランス人で、残りの5分の1は中国人、他はヨーロッパ諸国(イタリア、スペイン、デンマーク)や、アフリカ(アルジェリアや中央アフリカ)やアメリカ、トルコ、南米など、本当に世界各国から来ています。ちなみに日本人は他にいません。

一般的に、フランスの修士課程は外国人率が高いらしいことと、「外国人のためのフランス語教授法」という分野も影響していると思います。
特に中国人の子たちですが、真剣そのものです。教室の中央前方を皆で陣取り、やる気がみなぎっています。フランスの大学は学費がほぼ無料(年間5万円前後)なのですが、それが当たり前と思っているフランス人より、むろん意識も高く、教授を目指していたりします。休み時間に時を惜しむように勉強したり、ランチにお弁当を持って来ている中国人学生たちを見ると、経済格差とそれがもたらすものを意識します。そしてごく当たり前にカフェやランチにお金を使うフランス人学生やまた自分自身を見ると、豊かであることのプラス面とマイナス面を考えずにおれません。

授業自体はと言うと、うーん。予想よりゆるいです。授業は大学院にしては週16時間と多いですが、プレゼンなどないので、自分の裁量でガシガシ進めていかないと、身に着きません。基本的な知識が足りないので、日本語の言語学の本を買って補いはじめました。でもそうして主体的になったことで、ようやく面白くなってきました。しかし、どこに住んで所属していようとも、結局は学ぼうという意欲であって、環境はその後押しをしてくれるに過ぎないという結論に達しました。私は意思が弱いので、こうして勉強せざるを得ない環境に身を置いたことは、やはり良かったと思います。

実は後期に20時間、語学学校でフランス語を教える研修をしなくてはなりません。受入先を探していましたが、5件目にしてやっと決まりました。教授の紹介で6月末に1週間、南仏に行ってきます。交通費も宿泊費もタダと聞いてワクワクしていましたが、なんと、世界でも有名な核実験施設だそうです。実験と聞いて、さすがに少し怖くなりました。もう少し自分で探してみて、ココは最後の切り札にしようと思います。

ちなみに前期の試験は勉強していればできるという意味では思ったより簡単でしたが、正直、冬の重苦しさに精神的にやられて勉強が手につかなかったため、結果はイマイチでした。後期のテストと足して2で割った点数で進級が決まるので、それに再起をかけます!!

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